インド戦

概況

AFCアジアカップ2007予選大会 グループA
10月11日21:10キックオフ(日本時間)/インド・バンガロール

  • 日本代表 3-0 インド代表
  • 得点者 '23 、'44 播戸 竜二(日本代表)、'82 中村 憲剛(日本代表)

本日の試合結果J's GOALより

試合後にプレビュー

【日本代表 vs インド代表:プレビュー】「真のポリバレント」とは何か…。
実際の日本の試合運びは元川悦子さんの記事の練習そのまんまだったりする。サイドの崩しとか、播戸竜二選手の好調とかが。

インド代表

インドは人口が世界二位の10億人、GDPは世界10位の規模の超大国といっていい。しかしちょっと普通の「国」ではない雰囲気がある。
サッカーに限れば以下の二点がかなり疑問だ。

  • ホントに10億人からセレクトしたのか?
  • 代表戦で、停電するようなスタジアムを使うのはなぜか?

前回W杯一次予選には全停電、今回は1/4基だけだから進歩したということなのか。2004年6月に埼玉スタジアムで見たときは、選手によってはフィジカルが優れるが、あんまりサッカーはやってない小国のような雰囲気だったと記憶している。当時の試合とメンバーを見比べたら、残っているのはMF 6 ベンカテシュとFW 15 バイチュン・ブティアだけだ。そうだ、割とタテの速さはあった。しかし、残念ながら日本代表の相手ではない。
試合が始まると積極的に前に出てくる。割と日本もあわてるかと思いきや、逆サイドがあからさまにガラ空き。サイドチェンジ一本で容易くセンタリングにもっていってた。

今回の収穫

やっぱりゴールですね。播戸竜二選手のガッツあふれる2ゴール。しかも1点目は左のアレックスからのセンタリングで、2点目は右のアレックスからのセンタリングに、飛び込む。停電明け直後にフレッシュな感じでよかったです。あとは中村憲剛選手のミドルシュート。攻撃陣はとりあえず中村(憲剛・直志・俊輔)並べときゃいいんだよ、というシロウト考え。

難解なのはなぜか

どちらかというと退屈な試合だったと思う。面白いところはあまりなかった。それはなぜか
。やりたいサッカーが実行できていない→結果がでないということに尽きる。
過去二試合ぶちぶぐちってて、今回も愚痴りそうになって。そこで10年以上も代表のサッカーみてきて、振り返ってるに、育成・評価(選手選考)・試合結果を一度に求めてもダメだと自分を諌めてみる。。。多分今は評価以前の育成の時。

インド戦後 オシム監督会見(2/2) AFCアジアカップ2007予選 第5戦  2006年10月12日Sportsnaviより抜粋
 ポリバレントという意味で、今日一番のプレーヤーは鈴木だった。つまり中盤の底でやって、アクシデントに対応して1枚下がってリベロになった。それから山岸が、最初は左サイドでプレーして、その後は右サイドになった。両サイドができるというのはポリバレントである。それができる選手がそろっていると、メンバーを交代せずにチームの中でポジションを変えて、全く違う戦い方ができる。そういう可能性を実現させることがポリバレントな選手だ。

自分としては、「ポリバレント」をこう読み替えている。

  • 内容  適時適所最適プレイ遂行
  • 目的  ボール・ゴールへの常時アウトナンバー形成(相手より有利な人数をつくる)

特に目的の方はチーム全体で意図を持たないと、前線の選手がフリーマンにならないということ。いや、今までもずっとやってたし、これからもずっとサッカーの基本なんですけどね。
で、前戦のガーナ戦での「ポリバレント」な選手が今野泰幸選手であるし、今回のインド戦は鈴木啓太選手であることから、今は「ビルドアップできるストッパー」育成の時であることは間違いない。
気長に見守りたい。
ひょっとしたら中澤佑二選手に足技を鍛えるほうが早かったとしても。

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