はじまる前に潰えたお祭り

深夜の電話

試合終了直後にTELがあった。

  • 彼 どうしたの、勝てないよ。
  • 僕 ま、あれでは無理だね。それより今韓国じゃないの?
  • 彼 街中赤い人ばっかりで、騒いでてうるさい。
  • 僕 ホントに気をつけてね。

あんましサッカーファンじゃない人から、サッカーファン代表としてお叱りを受けてしまった。おまけに飲み屋らしく、彼の国の盛り上がりが間接的に伝わる。。。ちょっときついなぁ。

街が静かだ。

帰りの電車が空いていた。普段の半分くらいだ。
サッカーに詳しくない人たちは触れないようにとても注意深く避けていた。
あんな試合やったら、ファンは離れる。ファンじゃない人がファンになることもない。
ここまで2試合で失った勝ち点が5。逆に相手に与えた勝ち点が4。ほんとに大盤振る舞いですわ。「参加することに意義がある」成績ですなぁ。

クロアチア

川口能活選手がPKを止めたこと以外、なにも見所のない試合でした。
いや、もひとつあった。
キーパーがいないゴールを前に、日本のフォワードがボールをゴールの外に蹴り出したのだ。唖然とする。それは、クロアチアディフェンダーがやることでしょ。

メンタルだ。

何を原因とするかはその後の対処法の策定に関わってくることだ。ジーコ監督やフォワードの選手は、この大会を最後にサッカー日本代表から離れると思うので、もうこれは原因でなくなる。
あとは、やはりメンタルですな。あの優等生だった宮本選手の、この本大会でのあの姿をみてたら、そう思った。やはりメンタルの強さが必要だとおもいますわ。「メンタル」って言葉の使われ方が抽象的過ぎてあまり言及したくなかったのだが。
自分のミスを棚に上げ、ファン・大先輩の選手・監督が罵倒しようとも歯牙にかけず、自分がやりたいことのみに集中して表現し、そのビジョンを周囲に認めさせ、巻き込んで前に進める強さが必要だ。世界を見ると、練習をサボってまで我が道を行く人やチームがいかに多いことか。各個人が「個の力」を維持するためにどこかで帳尻合わせたり、割り切ったりしてるのだ。
また、ゴールを奪う直前の十数秒は、無呼吸の状況で集中する。いつ集中するか、何のために集中するかを見極めるのが重要だったりする。
日本人の美徳とされてる「おしん」の様に耐えること、努力することは、努力自体は間違いはないが、その方向性や設定方法が間違っているのだ。自分の都合でなく他人の都合で設定されるから、疲弊や磨耗するのだ。実は「自分の好きなことをやる」というのは最優先事項だったりするんだろうな。もう少し考えて表現してみましょう。

ブラジル戦展望

大会が始まる前には「失点を2点に抑えられるか?」と考えていた。今さらこれ以上落ち込むことはないので、5点以上失点しない様に祈ります。他人主導の「奇跡」を信じるほどのんびり見てきてないので。


ではでは、ブラジル戦後に今後を考えましょう。

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