中田選手の宿題

さて、ここまで読んだ人は出来ればもう1度これらのことを注意して再度このHonduras戦をビデオで見てみてください。その感想を待っています。

つーことで寝てた(笑)部分を見直した

1.効果的な縦パス

1.(1) 5点のうち3点

この日の試合でも、5点のうち3点までが(1点は柳の個人技だったからね)、縦パスによってチャンスが出来ているんだよ。

2つは多分これ。

    • 後半 2分 サイドチェンジ右→左 (アレックスあがる)中田→高原楔ファウル
    • 後半32分 玉田(スルーパス)→アレックス(ドリブル、折り返し)→小笠原(シュート)

3つめは不明。次点は1点目直後の中田浩二選手が惜しいシュートを放った前半37分。

1.(2) どんな計算してますか?

それよりも、僕が知りたいのはなぜ「縦パス」が入れられるか、です。「縦パス」は「フリーで打てるシュート」という結果に近い状況に過ぎないと思うし。そのプロセスがわからない。唯一「早いパス」をこころがけたとおっしゃているが、、、

この日の試合でも最初の時間帯、なかなかこの縦パスが入らなかった。そこで、俺は守備的MFの位置に入った後に、この“縦パス”を意識して多く出す事を心がけた。しかも、できるだけ早いパスで相手のDFが距離を詰めてこられないように…(そうすれば、ボールを受けた選手が前を向きやすいから)。

それよりも「縦パス」をいれるための判断が知りたい。ボールを持った時にどれくらいの選択肢を設定・検討して、どうやって判断しているか。前向いてボール持った瞬間にできれば全部やりゃいいじゃん。というのではなく。
推定すれば以下のことより、

    • 押し上げの局面と崩しの局面があるので、縦パスは大体二つ必要。間に横パスが何本かある。((横+縦)*2回以上)
    • 味方のフィールドプレーヤーは10人いる

複数の選択肢を設定、リスクと安全のバランスからベストなパスを選択しているはず。ここが中田選手と他の選手の違い、サッカーへの造詣の深さの差が出るところではなかろうか。福西選手−遠藤選手のセットであれば、守備はもっといけたはずだが、展開は中田選手に歩があるのは衆目の一致するところ。というか大体最初はオフェンスMFでやってたのに勝手に下がっているし。どうして出来るかそれが知りたい。誰か教えて。

2.4-4-2中盤のサイド守備

2.(1)ボックスとダイヤ

最初サイドMFの守備がチンチンにやられてた。図にするとこんな感じ

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【○が日本選手、▽が相手選手)】
(このへんがセンターサークル)
┃□□⑩□▼□□□▼⑦□□□┃
┃□▼□⑥□□□□⑱□□▼□┃→ここは誰がいくか。
┃□□□□□□□▼□□□□□┃→ここのスペース使われる。
┃⑭□□□22□▼□⑤▼□21□┃
(これ以降自陣ペナルティエリア

⑩中村⑦中田英寿中田浩二⑱稲本⑭アレックス (21)加地 (22)中澤⑤宮本

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最初は4-4-2:中盤ボックスでスタート。相手は3-5-2でボールコントロール、ランニングに優れる(中田選手:1対1に強くパスワークも上手い)
で、2点目失点したあとに中田選手指示で4-4-2:中盤ダイヤに変更。図にするとこんな感じ。

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(このへんがセンターサークル)
┃□□□□▼□⑩□▼□□□□┃→前線少し減らす。
┃□▼⑥□□□□□□□⑱▼□┃→ここははボランチがいけ。
┃□□□□□□⑦▼□□□□□┃→ここのスペースも埋める。
┃⑭□□□22□▼□⑤▼□21□┃
(これ以降自陣ペナルティエリア

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守備としてフォーメーションの理はたったが、これはボックスに比べて押上が大変になる。ただ、すぐに結果は出た。

2.(2)試合中変更

ジーコ監督の意図からすれば、選手から自発的にプレー時間の中でできることが一番大事なのだろう。しかしそれぐらい指示出していいんじゃないか? と思うのは僕だけかなあ。