サウジアラビア戦

概況

AFCアジアカップ2007予選大会 グループA

簡単な経過

前半
最初の15分、押し込まれるというか、ボールが前に入らない。サイド・バックラインともに慎重。
15-30分、後ろの選手がポストの二人の使い方がわかってきたようで前にボールが入りだす。中盤の数的優位→サイドへ展開と練習どおりの形が出始める。コーナーキックから得点し、勢いがつく。
次に右サイドを崩した返しに最終ラインの今野がフォローにきて、中に切り替えしてセンタリング。我那覇がニアからファーに難しい角度のヘディングをどんぴしゃに決めて、キーパーが動けなかった。
その後すぐにミスからPKを与えて失点。
後半
序盤に左の駒野から崩してセンタリング、最後は我那覇が中央フリー、足であわせ、得点。
その後はばてて押し込まれていた。

確実な進歩

前回のサウジ戦と比べて、こんなに日本にチーム力あったっけ?と思わせるほど普通のサッカーを展開して快勝した。そうか、今回は普通のJリーグ終盤疲れ目コンディションで、前回はアウェーの10時間以上移動・到着即特訓・暑さ厳しい高地だったんだ。それを差し引いても中盤・バックラインのコンビネーションが進歩しているように見えるのは贔屓目か本当か微妙だけどね。
これで2006年は終わり。ワールドカップイヤーだった記憶はまだ眠ったまま、次世代が動き出した。ひとが変われば変わるものですね。

巻、どうよ?

ちょっとこのやり取りみて吹いた。

  • ――今後も巻には先発のチャンスを与えるか?
  • 巻が駄目だというのか?
  • ――駄目というわけではないが、ほかにももっといいFWがいると思うが
  • 具体的な名前を出してくれ
  • ――播戸
  • ナシとリンゴを比べて、どちらがいい果物かということか? ほかには?

Sportsnaviサウジアラビア戦後 オシム監督会見(2/2)より

ストライク投げ込まれたら、悔し紛れにビンボールぶつけ返してるみたいだ。オシム語録の「暴投編」にでも分類してほしい。
でも、結果(得点)のない選手を自分の責任で守るという意味では筋が通ってますよ。念のため。
出来が良いときに愚痴るのがオシム流だというのも判明。裏返しっぽい。だんだん記者も慣れてきたのか、他のやり取りも結構面白く、よい会見になってますので一読お勧めします。

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