欧州CL ミラン-バルセロナ戦
今シーズンのハイライトになるべき一戦だったけど、バルサの強さが際立った。ミランは得点できなかったのが全てとなってしまった。
試合概況
前半
最初から両チームとも飛ばしまくり、かつクリーン。前半は15分ころからは、ミランが中盤サイド地域の差し合いにしばしば勝って、攻撃が加速した。ジラルディーノとシェフチェンコが相次いでポストを叩いてしまう。ほんとにポストを叩くって良くない結果ですよね。前半はミラン押し気味で得点できず終了。
後半、そして2nd Legも勝負あり?
後半はミランが最初(5分)にチャンスを作ったがまたはずした。その後はバルサが中盤を制圧する。バックラインから「ほんとにすごい」ボールホールドを見せる。当代随一のチーム技術を惜しげもなく披露してくれた。どんなチームもこんな時間が持続できればいいですね。
前半のミランは中盤で回される前に抑えることができた。ピルロの動きが落ち、さらに全体的にほんの少し運動量が落ちただけでこの試合の全てのバランスが変わったと思う。恐ろしいサッカーのレベルの高さですわ。
それでも普通のチームであればミランの守備は崩れないんだけど、普通じゃないロナウジーニョが普通は思いもつかない魔法のパスを繰り出して、ジュリがワンチャンスを決めた。其の時のミランの守備陣形はほぼ崩されてないように見える。結果このパスによってミランの組織や戦略を打ち崩したと思う。ミラン守備陣に「どしたら防げるの?」って思わせてればもうバルサの優位は動かない。
バルセロナ
バルセロナのスリー・トップはリバウド(オーフォルマルス)、クライファート、フィーゴだと思ってたけど、今はロナウジーニョ、エトー(ラーション)、ジュリ(メッシ)だそうだ。オランダ人どこいった。フィリップ・コクーは? デブール兄弟は?一時期どん底だったけど、割と立て直しが早かった。
ロナウジーニョが来てすべて変わった。そう思える。ギガ・クラッキだそうです。
今年はチェルシーもすでになぎ倒してきた。チェルシー戦ではテリーに蹴られても動じずに決勝ゴールを決めている。今日はボールを持つロナウジーニョにガットゥーゾがけりくれても動じずにアシストを決めた。強靭な肉体とファンタジーが共存する様は「変態」と呼ぶのが一番あってる気がする。