プレミアリーグ 2005/2006 第8節

概況

前半はゴールが多く、打ち合いとなった。後半は膠着。

マンUの攻撃

4-2-4と呼べばよいのか、前線の4人だけでほとんど攻撃が事足りていた。最前線真ん中がファンニステルローイ、下がり目にルーニー、右に朴智星パク・チソン)、左にライアン・ギッグス。
朴智星パク・チソン)はすごく良くて、ギッグスに遜色ないドリブルを見せてた。ロナウドを抑えてスタメン張ってるだけある。ただ、彼にだけブーイングが激しくてちょっと、嫌な感じであった。
ルーニーがスペースを作り、パスを配球していた。彼は気が強くて短くて、馬鹿なことをよくしでかしている。しかし今日はとても頭のいいところを見せていた。
フルハムは常時6人前後で攻撃を受けてたっているわけだが、それでも足りない悲鳴が聞こえる。
絵にするとこんな感じ。

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【○がマンU、▲がフルハム)】
(このへんがセンターサークル)
┃□□□□□□□□□□□□□┃⑪ライアン・ギッグス
┃▲□□□□□⑧□□⑪□▲□┃⑧ウェイン・ルーニー
┃□□⑬▲□□◎□▲□□□□┃⑬朴智星パク・チソン
┃▲□□▲□⑩□□▲□□□▲┃⑩ファンニステルローイ
(これ以降フルハムペナルティエリア
◎を中心に⑩と⑧が交互に出入りする有機的な連携が機能していた

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マンUの守備、フルハムの攻撃。

フルハムはボア・モルチかマルブランクがボールに絡めば何か起きていた。しかし、3人目が足りない。受けて立つマンUはセンター、サイドの守備が弱い。攻撃陣がボールを失えばずるずると下がる。Gネヴィル・キーン・スコールズ・フォーチュンが故障中ではつらい。でも運動量も足りない。

プレミアリーグの特徴

独特のスピーディーな展開を見せる。プレミアの早さって、ボールを失う早さから来てると思われる。やってる選手は相当消耗すると思うよ。
ボール保持のためのバックパスについて他のリーグと解釈が違う。もし前後の両方向ける場面であれば、必ず前方に蹴る。近くのパス受け手候補にプレスがかかれば、最前線に蹴りこむ。従ってお互いボールを失うのが早く、こぼれ球がピンボールのように弾けまくる場面が長々と続く。
中盤の選手は守備の味方からのパスより、前に蹴りこまれたこぼれ球を拾って触ることの方が多そうだ。敵も蹴りこむから同じか。

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